未曾有

昨日、東北大震災から9日ぶりに少年と老婆が救出されたというニュースが報道された。

そう、キーボードを叩いてる今は震災からもう10日も経った。
関西在住の僕は、はっきり言って直接的な被害はない。

確かにあの日、震度3の揺れを体験したし『ちょっと嫌な揺れ方だな。どこかで大きな地震が来たかな』と思っていた。
これは阪神大震災の体験で得た感覚かもしれない。なんせとても不気味な揺れ方をしてたのを覚えてる。

今回の震災ではっきりした事は、電話よりもネットがとても役に立っているという事。

『ネットが役に立つ』なんて20世紀の、90年代のキャッチコピー的な言葉だけど、今回Twitterでの情報の速さが顕著に目立った。

情報は生きているし、スピード勝負でもあるので間違った情報も確かに出回ったけど情報プアな人で無ければある程度の判別も出来たと思うし、阪神大震災の時はネットを有効活用出来てる家庭なんてかなり少数だったから今回は大きな成果をあげたと思う。


しかし原発からの放射能漏れに関する不安要素はこれを凌ぐ程あると思える。
『原発は安全』、『メイド イン ジャパンはブランド』こういう謳い文句は崩壊した。
いや、厳密に言えば あの津波を受けて今の状況をキープしているのはとても優秀かもしれない。でも、安全神話は崩壊している。
首都圏では食糧、日用品の買占めが目立つ。放射能測定器がアキバから消えたって話も聞いた。



毎日が原発からの放射能漏れの話題の中、僕は先日『ヒロシマ』へ向かった。

原爆ドーム・資料館・平和記念公園。
原子力爆弾の怖さ、核の恐怖、ピカドン。
プルトニウム、ウラン、セシウム。

原子力発電は本当に必要なのか。日本の経済を支えるためには必要不可欠かもしれないけど、個人的には日本のスタイル・意識の変化が一番重要な気がしてならない。
国民性も間違え、履き違えはとてつもない災害を起こす事もあるのを再認識できた機会となったな。

ドイツの行動力の速さには尊敬の念すら覚えるし、世界的に見ても原発の時代は終りに向かうのかもしれない。



それと広島では素晴らしいアーティストに出会った。
平和祈念の心にとてもスムースに彩りをくれた楽器、ハンマーダルシマーという楽器。
併せてとても心に響いたな。


被災地では音楽を聴くなんて余裕はないのかもしれない。
でも、少し落ち着いたら、心を安らげる機会が生まれたら音楽を楽しんでほしいと思う。
世界中のミュージシャンからの支援・祈念の声も上がってるよ。

音楽が被災者を救える事は微力でも必ずあるから。



Pray for JPN!





お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。

Rest In Peace.





 
 

 
 

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