2008年5月21日

asian japanese


高校生の頃に買った1冊の本がとっても僕に衝撃を与えた。

『asian japanese/著 小林紀晴』という本なんだけれど、異国について 特にアジア圏についての興味が実に深くさせた1冊だった。
小林氏の旅紀行とでもいうのか、彼が脱サラして旅をし 異国に暮らす日本人と話をしていくドキュメンタリーなんだが、彼自身の撮る写真が実に美しくもあった。
日本で暮らす事、なにかの管轄である事を考えさせられる1冊だ。

著者もまた、沢木耕太郎が、深夜特急が好きだったのが何故か嬉しくもあった。

何かに管理される現実。
日本に住んでいる以上、必ずしも何かに管理されている。

たとえ起業する訳でもなく会社や学校などに行かない一見社会からdrop outしたような人も、時間はともかく 食べ物の賞味期限など何かしらの管理を受けている。
賞味期限なんてあってないようなもんなのに...

そういった全ての管理から逃れた視点での進行具合が実に気持ちよかった。


この本を今、読み返している。
何度読んでも良いもんは良い。

また、旅に出たくなったって事なんだろうね。
僕は国よりも都市に魅力を感じる。



この1枚は僕の気に入ってる写真なんだけれど、古い民家のあいまに新興住宅が建設されている所。
物悲しい気持も新たな発展も、この交差点を機に入り乱れてる。
格差社会というものが目に見えてわかり、物乞いする人が上を見ればバルコニーで昼寝してたりする現実。全て目で見てみないと分からない。

だから人間は旅を求めてるのかもしれない。
だから管理されるのを嫌うのかもしれない。